私が話してると、篠崎君は私から手を離してズレてしまった眼鏡を直す。 「それが凄いんですか?」 「ぇ?はい!私からしたら、本当に凄いです!嬉しいんです!」 キョトンした篠崎君の表情を見て、可愛いなんて思ってると少し興奮が冷めて私は返事を返した。