エクソシスト

逃げる薫たちに男たちはなおも、銃弾のあめを放つ。


薫と佳奈は少し離れた場所にあった自動販売機の影に隠れた。

弾切れを起こしたのか男たちは、それ以上撃ってこなかった。


代わりに手の中に黒いもやが現れ、もやが消え去ると同時に刀が現れた。

4対1。

明らかに不利なこの状況であった。