「…………‼」

何回みても慣れないもんだ。

佳奈の笑顔をみると胸の奥がキューンと締め付けられる。

なんとも言えない感じ。


これが恋なのであろうか。

そう物思いにふけりながら薫は商店街に続く途を進んだ。


そしてちょうど、新しく出来た雑貨屋に着いた時だった。

「うわぁー!かわいいー!」


佳奈が目をキラキラさせている。

どうやら彼女好みの商品があったらしい。


「どれどれ…」

顔が佳奈に続いて店に入ろうとしたその時。

「ガシャーン‼」


隣の店から爆発音に似た音が聞こえてきた。


「なんだ⁉」