「柄の部分を持って上から下に振り下ろしてみろ。聞くより実際にやってみたほうが早いからな。」


薫は言われるがまま、柄を持って振り下ろしてみた。すると下に下りると同時に方だの部分が滑りでてきた。


「うお!」

「すごい……」

薫と佳奈はあっけに取られていた。

「その刀は契約者のみが刃を出すことが出来る、最新型の武器だ。他の人間が使っても誰も刃を出すことが出来ない。」

間髪いれず、ルーシーが説明をする。


契約者?

オレは契約などしてないが…?


「お前は契約をしていないが父親と同じ結合者だからその刀を扱うことが出来る。その刀は常に携帯しておけ。お前はたった今からエクソシストだ。」


ルーシーの言葉に薫は奮起した。

二度と周りにいる誰かを悪魔に殺されないために自分は死力を尽くす。



そしてオレを生かしてくれた親父の判断は正しかったと証明してみせる。