さよならboy

市川くんが首を傾げる。


「こんちゃん?」

「そ。今井だからこんちゃん」


修司くんは一年生の時に同じクラスだったから、私をこんちゃんと呼ぶ一人。

入学直後の交流合宿でつけられたあだ名だから、一年生の時のクラスメートは大体皆こう呼ぶ。


おかげであまり明るい性格ではない私でも、皆親しみを持ってくれたみたい。



「こんちゃーん!」

後ろで、声がする。

「まりり!そっか、まりりも一緒だ!」

「一緒だよ~!よかった~!」


まりりこと麻里ちゃんは、なっちゃんの部活友達。


二年生の時に私と同じクラスだったから、なっちゃん繋がりで仲良くなった。



三年生では三人同じクラスになれるようにって、神社に願掛けまでした甲斐があったかな。



市川くんのことを気にしながらも、忘れたように私はまりりとなっちゃんの元へ行った。