「周クン、今日の放課後、空いてる??」

「えッ!?空いてる、けど…。」





昼休み、ハルカに急に声をかけられて、僕は少し照れながら言った。





「あッ、じゃあちょっと…遊び行かない??」





…えっ!?





「あの…遊び行くって…??」

「あのね、藍チャンや徹クンも一緒にどうかなぁってさっき話してたの。周クンも大丈夫??」

「あっ、うん。」





僕は言った。





「じゃあ、放課後。」




ハルカはそう言って女子の輪に戻った。





「なぁに、にやけてるのよ。」





藍がからかうように言った。





「なッ!!別ににやけてなんか…ッ。」

「見てたんだから。顔赤くしちゃってさぁ。」





はぁ…ったく、藍のヤツ…。





「放課後、楽しみなんでしょ??良かったじゃない。」

「何がだよ。だいたいお前と杉山も行くんだろ??」

「あれぇ??おじゃまだった??」





藍がおもしろがって言った。





「なッ、もういいだろッ!!」





僕は本気で怒っていた…。