「実はさ、そいつ生徒なんだ」





……やっぱり



「へぇ……生徒に手ぇ出す気?」


「……」



先生は曖昧に微笑んだ。



「……で?どんなやつなの?」



精一杯の作り笑い。



少し目が潤んだ。