ベンチで今日も先生と。




「先生、呼び出しって何ですか?」



「ん……ちょっとな」



生物の先生でもないのに、先生は水槽の魚に餌をやっていた。





「お前と久々に話したくて」





ん……?



「は?」



脳の思考が完全にストップした。



「え……?いや、別に…お前と話したくてさ?」



「……なにそれ///」



顔に熱がこもる。



ヤバい、顔絶対に赤いんじゃ……



「直井?どーし……た?」



先生は、ドアの前で硬直する俺に近づき、顔を覗きこんだ。



先生の反応を見る限り、俺の顔は赤いんだろう。