入学式、俺はとある先生とぶつかった。 「おわっ!?」 派手にのけ反る先生の腕を、とっさに掴んで引き寄せた。 後ろには中庭の池。 先生がダイブすれば、俺にも水がかかる。 「……大丈夫?」 手を離して、目の前の、俺よりちょっとデカイ先生に言った。