四角いテーブルに ひじをつき、イタ リアの国旗みたい なカーテンのかか った窓に目をやり 、額を押さえる。 洋二ってば、そん なに嬉しいの? 踊れと言えば喜ん でダンスを始めそ うな彼をちらりと 見る。彼は一分の 隙もなく笑ってい た。笑顔しか知ら ない人みたいにな っていた。だから 、ミルフィーユを ひと口食べて、ま ぁいいか少しくら いと思ったのだ。