どうしたんだ、急 にこんなこと言う なんて。好きに決 まってんじゃんね 、こうして一緒に 歩いてる訳だし。 嫌いだったら、背 中を蹴飛ばしてい るところよ。蹴り やすそうな腰を眺 め、眉を曇らす。 「あたしも好きだ けど、それがどう かした?」 息を吐くついでに 言う。 「だから早く行こ うよ。寒いし」 その直後、ふり返 った彼の顔ったら 、なかった。