「せめてお茶でも どうじゃろか」 いりません。内心 呟いて、じゃりじ ゃりと前へ進む。 「ひとりきりの人 間に会うのは、久 しぶりでして」 ぺたぺたとついて くる。 「人間は集団にな ると怖いものでし て」 ともかは歩調を速 める。小鳥がピチ ピチさえずり、く すくす笑うような 葉ずれの音が降っ てくる。