河童のお皿(・ゑ・)。


 切れ上がった目尻

 をさげて彼は首筋

 をさする。

 「よかったわ」

 彼女はにっこり笑

 って、足元におろ

 してあったバック

 と紙袋を持ちあげ

 る。もう十分叫ん

 だし、こんな生物

 と一緒に居るよう

 な事態からは一刻

 も早く抜け出した

 い。

  さあ帰ろう、今

 日は大人しく帰宅

 しよう。きっと目

 が疲れてるのよ。

  川に背をむけて

 歩きだす。