ごつごつした岩で できた谷の底で、 細い川が流れてい る。イメージして いた場所といささ か違うが、まあい い。 「大好きだー!」 くまのように吠え た。 「好きだ好きだ好 きだったんだ馬鹿 ヤロー」 金曜日の午後三時 、こんな場所に人 が居る訳がないと 思いこんで、声の 限りに叫んだ。