網目状の枝葉が頭 上をおおい始める 。光の粒が小鳥の ように、あちらこ ちらにとまってい る。さやさやと、 ひんやりした風が 木々の奥から流れ てきて、ほてった 頬と腫れたまぶた を舐める。乾いて いた砂利が湿り気 を帯びた砂利道に 代わって、ふと顔 をあげると少し向 こうにぽっかりあ いた青空が見えた 。