「本当に今まで、ごめんね」 私はその時 彼の声が段々小さく 聞き取りにくくなりつつある事に気付いた。 「俺がいなくなったら 絶対すぐに 新しい彼氏……」 ――え。ちょっ……。 「待って!」 思わず 大声を上げてしまった。