「……。」 一心不乱に机の中の教科書をスクバに詰めるあたし…。 その顔は強張ってて、…赤い。 蓮は呆れ顔でそんなテンパリ気味のあたしを見てる。 …しょうがないじゃん! だって 付き合って初めての放課後になったわけだし。 背後の教室の扉を、チラチラと振り返りながら妙に意識する。 ――――ガラッ!! 「……っ!」