「にゃあ…可愛い!よくわからねーけど嬉しい……っ。」



「!!?」



あたしの発言によって飛び付いてきた夜は、あたしを抱き締めて離れない。



「……。」



蓮は…もー付き合いきれないって感じで無視を決めこむことにした模様だ。



冷めたような呆れたような顔をした後、さっさと自分の席についてしまった。



夜の正直さに惚れ直したあたしだけど…



夜は、善くも《悪く》も直球で嘘をつきません…。



そして



あたしを抱き締めたままくるりと蓮に顔を向けた夜。



「あー…蓮さん。

おまえと嵐がくっついたらいいなぁと思ったのは面白そうだったからだ。

からかってはないけど面白がってはいたなぁ。」



…だからそれで時に爆弾をかますんだけど。