ママにしどろもどろとへたくそな言い訳をした後、逃げるように家を出た。



立ち止まって手鏡を取り出して目の下を確かめる。



…くまはママが用意してくれた冷えたタオルで魔法のようになくなっていた。



それにほっとしながら歩き出して、同じ制服の男子生徒の姿がちらほら見え出すと変に意識して胸はドキドキと騒ぎ出すし、顔は不自然に赤くなった。



学校に行くのにこんなにも緊張したのは入学してから初めてだった。



夜に逢ったら…何て言おう……?



早く逢いたくて足が早足になって、ドキドキと恥ずかしくて緊張して…足が遅くなる。











初日から



あたしは夜にいっぱいいっぱい。