空の君へ〜命をみつめた真実のラブストーリー〜



「よ、陽くんから?」


「うん」


「……由美、ごめんね。むかしのこと陽から聞いた……」


「そっか……」


「……それでもやっぱり、由美には話しておかないといけないと思って、今日話せてよかった……」


「おっ、おめでとう!!」


「ありがとう」






今思えば、全部由美のおかげだった。

陽と出会えたことも、
陽を好きになったことも、
陽への気持ちに気づけたことも……


いつも、いつも由美が支えてくれていたね。


由美のおかげで陽と出会えて……陽のおかげで由美と“親友”になれた。


ふたりがいてくれてよかったよ。