「陽! 早く!」
「え……っ…や……ちょ……っ!」
陽に有無を言わせず、引っ張ってジェットコースターに乗った。
そのあとも……
陽はあたしに引っ張られるがままに、あたしたちは2、3個ジェットコースターに乗った。
陽がようやく口にした言葉は「お前……絶叫系だいすきなんだな……」という言葉。
「あー! スッキリ!」
あたしは元気にそう言った。
ところが……
「よ……よかったな……」
「陽?」
そう。
陽の顔色が悪い。汗もかいている。
夏だから汗をかくのは当たり前だけど、でも……。
「陽……もしかして……」
「なんだよ……」
「絶叫系苦手だったの……?」
「ハハッ……ダセェよな……」
悔しそうに下を向いて笑っていた。
あたしのせい……。
陽は苦手だったのに、無理に乗せてしまった……。

