何十年かして、陽からの手紙を読み返したとき


あたしは何を思うのだろう
それは

誰にもわからない


もちろん
あたし自身も


けれど
あたしは信じている

輝く未来が
明るい未来があることを



“笑え”



その言葉を胸に生きていく

自分の思い描く未来
陽の思い描く未来


それを見つけて
歩いていく









あたしが
世界でいちばん

人生で一番愛したのは




優しくて
かっこよくて
明るくて
自信家で
俺様で
意地悪で



愛をたくさんくれた

――――…一ノ瀬陽





彼に
あたしの笑顔が届くことを信じ

今日もあたしは笑顔でいる


陽…
届いていますか?




これから
たくさんの壁にぶつかるかも知れないけど
あたしはもう

大丈夫



同じ場所で

彼を見つけるためにあたしは前に進む



また
いつか巡り合える日まで……





陽に恋をして


本当によかった












           END...