春をちらつかせた季節の夜


陽は最高の笑顔を残して
きれいに咲き誇り……

あたしより先に旅立ちました



陽が生きたのは17年。

たった17年で背負いきれないくらい大きなものを背負って生きてきた陽


あたしは……

そんな陽を支えていきたかった



ずっと、ずっとそばで寄り添って歩いて行きたかった




陽だまりのようなあたたかい存在

向日葵のような笑顔をあたしは一生忘れない


夜空に咲いたのは……

枯れることのない
一生ものの向日葵でした



笑顔が素敵な……

あたしの大好きな人でした―――…。