陽、気づいてあげられなくてごめんね。


あの頃のあたしは、自分のことだけで精一杯で……

陽がなにを思っていたのか
なにを考えて毎日を過ごしていたのか


そんな細かいことにまで気が回らなかった



こんなあたしで、ごめんね……。



……陽の様子が変だと気づいたときには、もう遅くて、手遅れだった

……離れてなんてほしくなかったよ。


どうして神様はあたしたちを引き離したんだろう。
どうして陽ばかりに試練を与えるのだろう。

……本当に不公平だよ



あんなに幸せだった日常は……簡単に壊れてしまった……。