「なんかベタなセリフだけど……」
「なに?」
「なにがあっても、味方でいるし、俺がそばにいるから」
「……陽……だいすき」
少し気が張っていたのに……
そんな言葉をもらったら気が、ゆるんじゃうよ……
泣きだしたあたしをみて、陽は苦笑いしながらも
「泣き虫。ひとりで耐えんなよ……」
そういって、もう一度あたしを抱きしめ、背中をさすってくれた。
しばらくして……
泣き止んだあたしの頬に軽くキスを落とし
陽は帰って行った
あたしはその背中を見えなくなるまで見送った
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…