次の日の朝。
窓から差し込む朝日で目が覚める。
……あ、あたしどれだけ寝たんだろう…。
うっすらと記憶がよみがえる。
あたしは、陽の背中におぶわれて……そうだ……。
陽が連れてきてくれた……。
「絢ちゃん、起きなさ~い」
「お母さん……。起きてるよ」
部屋のドアの前でお母さんが声をかけて、すぐ下に降りて行った。
土曜の今日は学校は休み。
あたしはのんびりと階段を降りて、リビングに入った。
「……しっかりした男の子と付き合っているのね。安心したわ」
「陽と会ったの?」
「あたりまえでしょ? 陽くんが連れて来たんだから」
なにを話したんだろ。
あいさつはした?
あたしは朝ごはんを食べながらお母さんに聞いた。
「お母さん、陽となにか話した?」
「秘密」
「えっ!? なにそれ……。おしえてよぉ……」
「ふふっ。絢さんとお付き合いさせていただいている一ノ瀬 陽ですって、丁寧にあいさつしてくれただけ」
安心した笑みを浮かべているお母さん。
よかった……。
「ほら!! さっさと食べて」
お母さんの作った朝ごはん。
目玉焼きに焼いたベーコン。それにサラダとトースト。
あたしはゆっくり朝ごはんを食べた。
「お母さん、今日、夜勤だから夜の戸締りはしっかりしてね。間違っても、夜に陽くんを連れ込まないこと!!」
「な……っ そんなことしないよ!!」
お母さん……なんだか嬉しそう。
いつもと違い、鼻歌を歌いながら洗濯物を干しに庭に出ている。
あたしは朝ごはんの食器を洗い、ソファに座った。
今日は……なにしよう

