健太君は、あたしと付き合うよりも持ってそばに居てくれる子を好きになったほうが幸せになれる


あたしなりに考えて、考え抜いて決めた決断


今は、優莉を優先してあげたい


「・・・ヒクッ・・・」


なんで?あたしなんも悲しいことしてないのに、涙が止まらない


1つぶ、優莉の頬に涙が媚びれ落ちた


「う~?」


優莉が泣き始める


あたしが泣く


2人一緒に泣けば、傷ついた心も半分こになるのかな?


そんなのありえないよね


ごめんね優莉、今回は泣かせてね


悲しい思いさせてごめんね、でも涙止まんないや・・・


「う~・・・っ優莉ぃ」


好きな人と両思いなのに、両想いになれない恋なんて


しなければよかった


健太君とあの日逢わなければよかったよぉ


あたしの恋が散った日


それは、初めて4人で散歩に行った日だった


淡い恋の終了のホイッスルが鳴った