『いつ取ったの?』
「19です。でも、車を買うお金なくて。まぁ、ただ何かしらの免許がほしくて取っただけだから良いんですけどね。郁人さんは?」
『俺は18。親が割と裕福な方で、その時は軽自動車だったかなぁー。』
「へぇ…。じゃぁ、この車は2台目ですか。」
『そうなんです(笑)これは自分で買った。さすがにね、成人して親に頼るのは嫌だしさ。』
「そうですよね。」
成人して、親には頼れないなって思う気持ちはよく分かる。
成人した途端、これからは私が2人の面倒を見なきゃいけないんだなって、なぜか子どもとしての責任って言うのを感じたから。
『そうそう、先に芹那ちゃんの服買う?それとも日用品買う?』
「服屋さんに行きます。」
『了解。芹那ちゃんはファッションとか興味あるの?』
「そうですねぇ…難しいです。」
『??』
「私、あまり自分に似合ってる服とか分かんなくて。センスがないんですよ。だから、いつも親とか友達にこれが似合ってるんじゃないって言われたものを買ってるんです。」
『なるほどねー。じゃ、俺じゃ力不足かもしれないね。』
「そっ、そんなことないですよっ…!智愛ちゃんからも聞きましたよ?兄貴は生まれた時からセンスが良いって。」
昨日、寝る前に智愛ちゃんから聞いたことを言うと、郁人さんは苦笑した。

