『それより、どうして芹那ちゃんがここへ――…?』
「ぁあ、それは智愛ちゃんが…郁人さんがまだ寝てるから起こしてきてって…言ったから…。」
『智愛の差し金ってことか…。』
「え?」
『ぁ、いや。何でもないよ。』
怪しい…。
ま、いいか。
今日は郁人さんにショッピングついてきてもらうわけだし。
こっちがお世話になっちゃう身だし。
「じゃぁ、着替えたらダイニングへ。もう朝食は出来てますよ。」
『うん、すぐに行くよ。』
ガチャッ
早々と郁人さんの部屋を出る。
…あ。
今気付いたけど、初めて男の人の部屋に入ったかも…。
『せーりーなっ♪』
「あ、智愛ちゃん!」
『やっぱ良いカップルだね!朝から抱き合うな・ん・て♪』
「っ…智愛ちゃん…!!」
智愛ちゃんってば、また私を…!?
しかも覗いてたなんて!!
智愛ちゃんには、今日の夜ごはんを手伝ってもらわなければと思った私だった。

