「お目覚めですか?郁人さん…。」
『せ、芹那ちゃん、ごめ――』
「ぇえ、痛いです、腰。ものすごく!」
『ごめん…。』
腰を摩りながら訴えると、素直に謝ってくれた。
「何でこうなったか、分かりますか?」
『…ぃや、全く…』
「郁人さんが私の腰に腕を回して引き寄せたんじゃないですか!」
『!?』
驚く郁人さんに、私は、ぁあ、無意識だったんだと察した。
『芹那ちゃん、ご、ごめんね…?』
「…いいですよ。もう。」
『本当、ごめん!いつもはそんなことないんだけど…。』
「え?」
『あっ、いや……』
苦笑いでごまかす郁人さんに疑いの目を向けた。
いつもはそんなことないって、一体どうゆうことなの!

