『ん~…。』
「郁人さんっ!」
『ん……』
「ひゃっ!」
郁人さんが起きるような気配がして、ホッとしたと思ったら――…
「ちょっ…!」
郁人さんの腕が私の腰にまわされて、引き寄せられた。
ちょ、ちょっ…!
近い!凄く近い!!
そのおかげで郁人さんの寝顔がアップで迫ってきて…もうすぐでキスしそうな勢いだ。
「……っ」
何で、私は起こしに来ただけなのに…ッ
もうダメだと思い、頑なに目を瞑った私を、
『っ!?』
「きゃっ!」
ドサッ
「いっ…!」
『せっ、芹那ちゃん!?』
目を覚ましたらしい郁人さんが腰にまわしていた腕を離したせいで、床に転げ落ちてしまった。
「いったた…っ」
『ど、どうして芹那ちゃんが――…』
腰打ったー…最悪……

