『じゃー決まりっ!明日ショッピング行こう!』
「えっ…!?」
決まるの早いね…。
それより、早速明日に行くの!?
智愛ちゃんの決断力に唖然とする私。
『兄貴、明日休みだよね?』
『な、何で智愛が俺のシフトを知っ――』
『だよね?』
『……はい。』
「??」
智愛ちゃんの意図が分からず、首をかしげた。
「郁人さんもお買い物ですか?」
『え、あ、いや――…』
『兄貴は、芹那のショッピングの付き添いをするんだよねー♪』
「えっ!?」
『そう来たか…。』
えっ…え!?
いっ、郁人さんが私の――…付き添い!?
智愛ちゃんの突拍子もない提案にびっくりすると思ったら、郁人さんは頭を押さえてるだけだった。

