何枚もの隠し撮りされた写真と、あの写真の残像が蘇る――…


――コンドデンゲンヲキレバ、コレデハスマサナイ――


「っ……」

『芹那ちゃん?』

「ごめんなさいっ…ごめんなさい――…!!」


私が電源を切ったから…ッ!

私が電源を切らなければ――…っ


「助けて…ッ…助けてぇ…っ」

『芹那ちゃん…!』

「お願い、もうやめて……っ!!」

『芹那ちゃん!!』

「!、ぃくと…さん…?」


パニックで、また痙攣を起こし始めた私を…――いくとさんが抱きしめた。


『もういい、もう聞かない。落ち着いて、芹那ちゃん。』

「はぁー…はぁー…ッ…、いくと、さん…ッ」

『芹那ちゃん…辛かっただろ?苦しかっただろう?誰にも言えず、恐怖におびえて――…こんなに痩せて……』

「っ……」


分かって、くれるの…?

私のこと、分かろうと…してくれてるの?