あの時は、ただビックリって感じだったけど、今になると恥ずかしさが増す。 「実はな、部のみんなが、内田にかなり遠慮してて…」 「皆さんが?」 「ああ。ほら、君のバックには、その…社長がいるだろ?」 「はあ…」 その“バック”って言い方やめて欲しい。 洸輝は、用心棒じゃないんだからさ。 「やっぱりな、社長の関係者って事で、どうも、やり辛いみたいなんだ」