――― ―― 思い出の場所が、洸輝の家で良かったと思う。 だって、ここを出れば、もう思い出す事がないから。 洸輝を忘れるには、ちょうどいい。 そんな事を考えながら、荷物を片付けていると、洸輝が帰ってきた。 「亜美、いるか?」 「うん。いるよ」 ほら、やっぱり今日は、戻ってきた。 そんな予感がしてたんだ。