君想ふ聖夜



「僕は、」

「そうやって、聖が自分から女を捨てたがるから、俺が受け止めようと思って。」


受け止める。

その言葉を聞いて、泣きそうになった聖。

と、同時に直に聖の胸を触った静綺に抵抗する。


「や、ぁ、やめっ。」

「可愛い声。」


かぁぁぁっと顔を紅くした聖は、もうどうにでもなれと顔を背けた。

官能的に這う静綺の手に翻弄される。

胸元をマリアのネックレスと共に舐められた。

チャリ、と自分の首にかかっている鎖が動く度にびくりと反応する。