君とみた桜

ごめんね…お父様…私…お父様の残した団子屋、守れない…。
ダメな娘で生まれてごめんね。

「ごめんね…ごめんなさい…」
地面に顔をつけたまま、涙が落ちて来た。

そんな時だった。
「ぐぁっ。」

向こうのほうから声がした。
「ほら食い逃げめ、立てょ…。」

私が追っていた、男性が倒れた。


その時ー…


「君もさぁ…立ちなよ。」

ハッとして、上をみた。