ガチャッ!!



ドアを開けてすぐ、彼に抱きつく。


「すき…大好き……っ。今度から、ちゃんと気持ち言う。

だから、あたしの事嫌いにならないでよぉ…っ!!」


…きっと、彼はびっくりしたと思う。




でも、すぐにあたしの背中に片方の腕を回して、


「俺が理子ちゃんの事嫌いになる訳ないじゃん…」


そう言って、もう片方の手で頬の涙を優しくすくう。