「しゃがんでる人? あの人がそうなの?」 「う…うん。 たぶんそうだと思う…」 「まりぽんのこと 待ってるっていうより 人生に悩んでる人にしか 見えないんだけど…」 さっきまでは顔を上げて 立っていたのに いつのまにか しゃがんで頭に手を 乗せてうつむいていた。 ホントに夏帆が言う ようにしか 見えないなぁ。笑 「なんか虚しいね… じゃなくて!うわぁあ どうしよ!どーすんの!? なんて言えばいいの!?」 「とりあえず落ち着け。」 「……はい。」