「それでね、そこってさクワとかカマとかそういうちょっと危ない道具置いてるところでさ、私そんなの知らなくって壁に寄り掛かっちゃって、その拍子に立てかけてあったそれが倒れてきて……ぐさっと」
「うわっ……どこを!?」
「ここ」
美緒は、右の首から鎖骨あたりを指先でたどった。
「すごい地が吹き飛んじゃったみたいでさ、鬼やってた友達が見つけたときスプラッタ状態だったみたい。幸い傷が浅かったからこの通り今はピンピンしてるけど、見た人は皆、死んでるって思った位どこもかしこも血まみれだったらしいの。今でも傷あるよ、ほら」
美緒はそう言って制服の襟を引っ張る。
「うわっ……どこを!?」
「ここ」
美緒は、右の首から鎖骨あたりを指先でたどった。
「すごい地が吹き飛んじゃったみたいでさ、鬼やってた友達が見つけたときスプラッタ状態だったみたい。幸い傷が浅かったからこの通り今はピンピンしてるけど、見た人は皆、死んでるって思った位どこもかしこも血まみれだったらしいの。今でも傷あるよ、ほら」
美緒はそう言って制服の襟を引っ張る。
