あるところに女の人がいました。


彼女は泥棒でした。


でも彼女が盗むのは


お金でも命でも宝物でもありません。



彼女は夢泥棒でした。



「たまには人の夢でも盗みに行くか。今日はどいつにしようかな・・・」


彼女は少し目を閉じてそれから


「よし、今日はあの子にしよう。」


そう言うと夜の街に出て行きました