「…おまえらそんなに猪の肉が好きなのか?…」 猪の肉を凝視していた私達の後ろから、着替え終わった想が不思議そうに見ていた。 「いや、初めて猪の肉みるなぁと思って(笑)」 「…そぅか、初めてか…」 「おぅ!だから食べるのも初めてだからちょっと楽しみ(笑)」 「まっとけ…」 想は私の頭をポンポンと軽く撫でた後、猪の肉を持ち台所に向かった。 その時陸の表情がかたくなったのを誰もきずかなかった。