「おい、春」 「…何?」 「あれ…」 陸が指さした方向をみた。 陸が指さすずっと奥のほうにぼんやりとみんなが集合している所の灯りが見えた。 「やっ…やっと光が見えたぁぁぁぁ!」 ついに、ついにゴールが今、目の前に! 「ちっ…」 「陸!なんでこのタイミングで舌打ち!?」 「別に」 ??? まぁいいや(笑) 今は一刻も早くゴールがしたい。 「陸!走るよ!」 「はぁ?なんで…って、おぉぉぉい!!!」 私は陸の返事を聞かずにダッシュした。