男のなかのオトコ




そこには陸の姿はなく闇夜を照らす月だけが輝いていた。



…あ、れ……?




「春!行くぞ!」

陸は何もなかったように先に進もうとしていた。

「ちょっ、…」

私は少し早歩きして陸の所に行った。


今の何だったの…
私てっきり…キ…キスかと思………あ゛~~~///私すごく恥ずかしい人じゃん!

自分でも顔が赤くなっていくのがわかった。


…しかも逃げようと思えば殴ったり、蹴ったりして逃げれたはずなのに…

なんで…私…逃げなかったんだろ………。


頭の中に?を浮かべ夜道を私達はまた歩きだす。