男のなかのオトコ



陸と想は小屋にあった釣り竿を持って川に向かった。

「「いってらっしゃーい」」

「よしっ優!俺達は山菜採りに行くぞ」

「でも俺どれが食べれるか全然知らないよ」

「俺に任しとけ!小さいころ父さんにどれが食べれるかみっちり教えられたからな」

「春すっげえ!」

優は尊敬の目を私に向けた。

「んじゃ行くぞ!」

「おーーー!」

私と優は茂みの中に入っていった。




「これとこれは食べても大丈夫な草で、こっちの赤い実は食べたら腹痛になるからダメなやつな」

「へぇ~、んじゃこの赤い実、陸に食べさせてみようか(笑)」

「ひでぇなぁ(笑)」

「でも結構とれたね」

「あぁ、こんだけあれば大丈夫だろぉ、それに少し暗いくなってきたしもう戻るか」

「そうだね、んじゃ帰ろっか」