男のなかのオトコ




あっ、私も寝てたんだ。

数分後に私は目を覚ました。
相変わらず私の左側の肩には陸が寄りかかっている。

「お~いおまえら、もうすぐつくから寝てる奴起こせ」



「陸、おい陸起きろ」

「ん~~~」

「もう着くって」

陸は寝ぼけながらも目を覚ました。
それと同時にみんなが騒ぎ出す。

「おいまじかよ…」

「なんでここなんだよ」

そんな声が所々で聞こえてくる。
私の頭の中は?でいっぱだった。


バスは動きを止めた。

「みんな降りろぉ着いたぞ」