朝起きて、
隣に俺がいなかったら、
絶対顔を真っ青にさせて、
リビングに走って来て、
抱きついてくる。
キッチンに立っていれば、
必ず後ろから抱きついてくる。
………そのわりには、
一緒に学校に行きたがることは
なくて。
(まぁ…どのみち、
一緒に登校は出来ねぇけど)
夜は夜で…つか、
家にいるとずっと、
隙や暇さえあれば、
抱きついてくる。
寝るときだってそう。
隙間なんてないくらい、
超密着して寝る。
―――そんな愛理の異変に。
気づいていたのになんで俺は。
何もしてやらなかった
んだろう―…。

