モテBOY is GIRL

「そ、それじゃぁ、失礼します」

ようやく解放された

今日は早めだったけど・・・・

馨さんって、欲しい意見貰えるまで

帰してくれないんだよなぁ

「イサちゃん!俺1-Bの
ブロマイドショップ行きたい!」

超上機嫌だし

メッチャHIGHテンション

子供かっつーの!

「はいはい
走らないで」

「イサちゃん、早く!!」

って

「コッチ逆!!」

「はぇ?」

「相変わらずのド方向音痴だな」

よく高校まで来れたな・・・

「ハハッ・・・」

「着いたよ・・・」

「おおッ!突撃ーーーッ」

まじでガキだな・・・

本気で恥ずかしい

「お~~いイサちゃん!」

そんなデカい体してんだから

大きく手を振らなくても・・・

むしろ振らないでほしい

死ぬほど恥ずかしくなったから

「何・・・」

「ココにイサちゃんのブロマイド
売ってるゾーー」

なッ・・・

ホントだ・・・売ってるよ

いつ撮ったんだ?

「あ、スミマセ~ン
そのブロマイド見たいんですけどぉ」

やべッ

バレる~~顔隠さなきゃ

「「あ~~~---いたぁ!!」」

?!

「兄ちゃん、何やってんだよッ!」

「勇希君を勝手に連れ出しちゃ
ダメじゃん!お兄ちゃん、非常識!」