前までは練習中でも行ってたのに

一緒にデパートのコンテストに

出てからだよな

あの日も様子おかしかったし

まさか、あの日に体調崩したんじゃ

「俺が、何やて?」

「海里ッ。お前熱は?
具合でも悪いのか?」

海里の額に手をあててみる

あぁ、顔赤ッ

「ななななななな、何すんねん!」

「お前、顔赤いぞ?風邪か?病気か?」

「は?」

どうやら違ったようだ

「空遠、ハルちゃんにベッタリやん?
ホレてるで、多分」

まぢ?!

「マジやって」

勝手に人の心読むなよ

しかし・・・・・そうか

空遠がハルの事をねぇ

後で確かめよう

「勇希君!衣装着てみてくれない?」

「今いく」


その後、女子に散々イジられて終わった

「ハァ、やっと帰れる」

「イサ兄、お疲れ様」

空遠も終わったのか

あ、そーだ

「空遠、今日一緒に帰ろうぜ
2人で」

「イサ兄と?うん♪」

で、一緒に帰ってるんだけど・・・・

確かめる必要性ねぇな、コレ

だって、さっきからハルの話ばっか

「ハルちゃんがねぇー」
「ハルちゃんとねぇ」
「ハルちゃんってねぇ」
「ハルちゃんのねぇ」

ハルちゃん、ハルちゃんうるせぇよ!

自覚して言ってんのか?空遠は

「空遠。さっきからハルの話ばっか
好きなのか?」

「え・・・・」