それはある夏の日のことー… 私は忘れ物を取りに学校へ来ていた。 辺りは暗く蝉も泣き止み少し寒い風が私の頬をかすめる… おばあちゃんと二人暮らしをしていた私はこっそりと家を抜け出し夜の学校に忍び込んだ。 私が住んでいた町は田舎だったので 外灯が少なく人気[ヒトケ]もなかった。 当時まだ幼かった私には暗くて怖い闇が続いてるようにしか見えなくて教室まで息を切らしながら走った。